平日は睡眠時間が足りず、休日になるといつもより長く眠る。
それでも疲れが取れず、頭がぼんやりしたまま、また平日が始まる。
仕事に追われていたころの私は、そんな日々を繰り返していました。
このシリーズでは、約4年分のOura Ringのデータを、当時の生活や体感と重ねながら振り返っています。
前回は、同じ1万歩でも体の状態は違った記録として、運動習慣があった時期と、仕事が忙しく運動できなかった時期を比べました。
今回は、仕事に追われていた時期に絞り、次の2つを比較します。
- 平日:祝日を除く月曜日から金曜日
- 休日:土曜日・日曜日・祝日
比べるのは、睡眠時間、短い睡眠の日の割合、睡眠スコア、コンディションスコアです。
平日に足りなかった睡眠を休日に補うような生活で、私は本当に回復できていたのでしょうか。
結論|休日に長く寝ても、疲れを立て直せなかった
平日の平均睡眠時間は約5時間50分、休日は約7時間30分でした。
休日は平日より約1時間40分長く眠り、睡眠スコアやコンディションスコアも上がっています。
数字だけを見れば、休日には状態がよくなっているように見えます。
しかし、私の体感は「回復した」と呼べるものではありませんでした。
いつもより少し長めに寝られただけ。
疲れすぎて、死んだように眠っていたというほうが実感に近かったと思います。
目が覚めても頭はふらふらし、一日中だるくて、何もできないまま休日が終わることも少なくありませんでした。
休日に長く眠れたことと、疲れが取れたことは、私の場合は同じではなかったのです。
平日と休日の睡眠データを比較
仕事に追われていた時期のデータを、平日と休日に分けた結果です。
祝日は、曜日にかかわらず休日側に含めています。
| 指標 | 平日(祝日を除く月〜金) | 休日(土日祝) |
|---|---|---|
| 平均睡眠時間 | 約5時間50分 | 約7時間30分 |
| 6時間未満の日 | 約60% | 約17% |
| 7時間以上の日 | 約10% | 約63% |
| 平均睡眠スコア | 約79 | 約86 |
| 平均コンディションスコア | 約78 | 約82 |
睡眠スコアは、睡眠時間や睡眠の状態をOuraが総合的に評価した数値です。
コンディションスコアは、睡眠や安静時心拍数などから、その日の体の状態をOuraが総合的に表したものです。
どちらも、平日より休日のほうが高くなっていました。
平日の約6割が、6時間未満の睡眠だった
平日の平均睡眠時間は約5時間50分でした。
さらに詳しく見ると、平日の約60%が6時間未満です。7時間以上眠れた日は、約10%しかありませんでした。
平均が約5時間50分だからといって、毎日同じくらい眠っていたわけではありません。
3〜4時間しか眠れない日もありました。
仕事が終わっても頭の興奮が収まらず、短い睡眠のまま翌朝を迎える。それでも、仕事中は頭をフル回転させなければなりませんでした。
疲れているのに休めない日が続き、運動する気力も体力も失っていました。
休日は長く眠れても、元気にはならなかった
休日になると、平均睡眠時間は約7時間30分まで伸びていました。
7時間以上眠れた日も、休日の約63%を占めています。
睡眠スコアは平日の約79から約86へ、コンディションスコアは約78から約82へ上がっていました。
Ouraの数値からも、休日は平日より長く眠れていたことが分かります。
しかし、私にとっての休日は、元気を取り戻して好きなことができる時間ではありませんでした。
平日の睡眠が短かった反動で、休日に急に長く眠る。
目が覚めても頭はふらふらし、時差ぼけのような状態で一日中だるさが残っていました。
寝たことで回復したというより、疲れ切った体が動けなくなり、眠り続けていたように感じます。

スコアが上がっても、体感までは戻っていなかった
休日には、睡眠時間だけでなく、睡眠スコアとコンディションスコアも上がっていました。
それでも、私は元気になったとは感じていませんでした。
Ouraのスコアが間違っていたということではありません。
休日に長く眠れたことや、平日より数値が改善したことは、データに表れています。
ただし、その数値だけでは、目覚めた後のふらつきや、一日中続く重だるさ、何もできずに終わってしまう休日までは見えませんでした。
「数値がよくなった」と「自分が回復したと感じる」は、分けて考える必要がありそうです。
休日だけでは回復し切れなかった
この結果を見て、「平日にもっと眠ればよかった」と言うのは簡単です。
しかし、当時の私には、仕事の負担を減らすことも、早く寝る余裕をつくることもできませんでした。
本当に疲れているときは、疲れをためないようにすることさえ難しくなります。
休日に長く眠ったのも、計画的に睡眠を補おうとしたからではありません。
疲れすぎて、それ以外に何もできなかったのです。
今回のデータから見えてきたのは、私の休み方が悪かったということではありません。
平日の負担が大きく、休日に少し長く眠るだけでは、体感まで戻し切れない状態だったということです。
まとめ|長く眠れた休日も、回復できた休日ではなかった
今回、仕事に追われていた時期の平日と休日を比べ、次のことが分かりました。
- 平日の平均睡眠時間は約5時間50分だった
- 平日の約60%が6時間未満の睡眠だった
- 休日の平均睡眠時間は約7時間30分まで伸びていた
- 休日は睡眠スコアとコンディションスコアも上がっていた
- それでも、目覚めた後のふらつきやだるさが残り、何もできない日が多かった
休日に長く眠れたからといって、平日の疲れをすべて立て直せるとは限りません。
もし休日を寝て過ごしても疲れが取れないなら、「せっかくの休みを無駄にした」「休み方が下手だ」と自分を責める必要はないと思います。
休日の過ごし方に問題があるのではなく、休日だけでは戻し切れないほど、毎日の負担が大きくなっている場合もあります。
すぐに生活を変えられなくても、
「自分の休み方が悪いのではなく、回復できる範囲を超えているのかもしれない」
そう捉え直すことが、当時の私には必要でした。
次の記事では、毎日限界だと感じていた時期に、なぜOura Ringの総合スコアが大きく崩れていなかったのかを振り返ります。

